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≪ローテーション≫

 

1〜15番までの15個のカラーボール(的球)と1つの白球(手球)を使用し、常にテーブル上の最小番号の的球に当てる事を原則とし、順次的球をポケットに落としていき、落とした的球の番号をそのまま得点として加算していき先に規定の点数(最初に決めた点数)に達したものが勝者となる。

 

【ゲームの進め方】

 

的球をセットする(ラック) 

バンキングで先攻後攻が決まれば、後攻のプレイヤー(審判が居る場合は審判)が的球をラックします。ローテーションのラックは、1〜15番迄の全てのボールの配置が決まっています。(写真参照)1番はフットスポット上に、ラックの中心はロングライン上に真っ直ぐなる様にセットします。

特に先頭の1番と後ろの2つの球の間に隙間があるとブレイク時ラックに手球の力が伝わらずに上手く散らばりませんので要注意です。最近はラックシートがあって便利ですが、油断すると隙間ができます^^;

オープニングブレイク

先攻の選手は、手球をヘッドライン内の任意の場所に置いてオープニングブレイクを行います。オープニングブレイクとは、ラックした状態の的球テーブル上に散らばらせる為のショットで、オープニングブレイクを行う者は必ず最初に手球を1番に当てなければなりません。

正常にオープニングブレイクが行われて(ヘッドライン内から最初に1番に当て、ファールが無かった時)何れかの的球がポケットに落ちた場合、ブレイクを行ったプレイヤーは現状でプレイを続行。

 

オープニングブレイクで何れの的球もポケットに落ちなかった場合、プレイヤーは交代。

 

球触り等で正常にブレイクが成されなかった場合はプレイヤー交代後に交代したプレイヤーが手球をヘッドライン内の任意の場所に置いてブレイクをやり直します。

ブレイクショットにて手球が1番に当たらなかった場合は、・・・

 

ヘッドライン内とはヘッドライン上を含むエリアなので手球の中心がエリア内にあれば構いません。

2ラック目以降のブレイクは、前のラックで最後の球をポケットした後、手球がヘッドライン内に止まれば、そのプレイヤーが手球を動かさずにその位置から、手球がヘッドラインの外に止まった時は、プレイヤー交代で手球をヘッドライン内の任意の位置からブレイクショットを行います。

 

ルール

プレイヤーは手球をショットして最初にテーブル上の最小番号の的球に当てなければなりません。

手球が最小番号の的球に当たった後、何れかの的球がポケットに落ちればプレイヤーはテーブル上の全ての球が静止した後、続けて次のショットを行う事が出来ます。

手球が最小番号の的球に当たった後、何れの的球もポケットに落ちなければプレイヤー交代となります。交代したプレイヤーは、そのままの状態で次のショットを行わなければなりません。

 

試合によっては45秒ルールが採用される場合があります。相手プレイヤーのプレイ後、手球、的球の全てが静止した時点より審判により時間の計測が始まります。その後45秒以内にコールおよびショットを行わないといけません。自分のプレイが継続する場合も、同様に繰り返します。

基本的にはエクステンションルールも併用されますが、そちらは試合において確認してください^^;

 

 

ファール
以下の場合はファールとなります。
・手球がテーブル上の最小番号の的球に当たらなかった場合。最小番号の球と他の的球とに同時に当たった場合も同様にファール。
・手球がテーブル上の最小番号の的球に当たる前に他の的球に当たった場合。
・手球がポケットに落ちた場合。(スクラッチ)
・球触りした時。体の一部や衣服等がテーブル上のボールに触れた場合。
・ボールが場外に飛び出した場合。飛び出したボールが第三物体(天井やテーブル照明、チョーク、メカニカルブリッジ等)や第三者(レフリーや相手プレイヤー、ギャラリー等)に当たってテーブル内に戻ってきた場合もファール。
・ボールがレールやクッションの上に静止した場合。
・ショットの際、両足が床から離れた場合。
・テーブル上の全てのボールが静止する前に次のショットを行った場合。ショットの後、テーブル上 の全ての球が静止するまでをショットの有効範囲とする。
・手球をタップ以外の場所で撞いた場合。
・故意によって手球をミスジャンプさせた場合。
・手球を二度以上撞いた場合。二度撞き
・手球が最小番号の的球に当たった後、何れの的球もポケットに落ちなかった時、テーブル上の何れの球もクッションに入らなかった場合。ノークッションファール

 

ファール後の処置
ローテーションでは、ファール後交代したプレイヤーは下記のいずれかの状態を選択する事が出来ます。(手球、的球選択ルール)
1.現状のまま(手球も的球も動かさずに)プレイ。
2.的球(テーブル上の最小番号の球)をセンタースポットかフットスポットに移動してプレイ。(邪魔な球が有って置けない場合は、フットスポットより後方のロングライン上に並べて置く)
3.手球をヘッドライン内の任意の場所に移動してプレイ。但し、ヘッドライン内の的球を直接当てる事は出来ない。ヘッドライン内に最小番号の球が有る場合は、的球をセンタースポットかフットスポットに移動する事。
4.2と3の両方を選択してプレイ。

 

もし、ファールとなったショットで的球がポケットに落ちたり場外に飛び出した場合はフットスポットに戻す。
邪魔な球が有ってフットスポットに置けない場合は、フットスポット後方のロングライン上にその球と密着させて置く。
複数のボールを戻す場合はフットスポットから番号の小さい順に後方ロングライン上に密着させ並べて置く。
フットスポット後方に置けない場合は前方のロングライン上に置く事。

 

3ファール(スリー・ファール)
ローテーションでは3ファールで負けというルールを適用しません。

故意ファール

以前は故意ファールは禁止でしたが、解禁されました。

ダブルヒット

ダブルヒットは禁止になりましたので、厚く狙うとファールとされると思います。ご注意を。

 

勝敗
落とした球の番号を得点として(1番なら1点、2番なら2点というふうに)加算していき、最初に決めた点数に先に達した者が勝ちとなる。
どちらのプレイヤーも決められた点数に達する前にテーブル上の的球が無くなった場合は、改めて15個のボールをラックしブレイクからプレイを再開する。
その際のブレイク権は、最後の的球を落とした後の手球の位置で決まってきます。
最後の的球を落とした後、手球が静止した位置がヘッドライン内ならば、最後の的球を落としたプレイヤーがその場所からブレイクを行います。
手球が静止した場所がヘッドラインの外ならば、プレイヤー交代となり交代したプレイヤーは手球をヘッドライン内の任意の位置に移動してブレイクを行います。